冬の風物詩の一つといえば、私は白鳥だと1番に言うと思う。
地元の福島市には、白鳥が飛来してくるポイントがある。
今もやっているのかどうかはわからないのだけれど、私が小学生の頃は観察しに行く授業が普通にあったし、親も白鳥を見たいといえば買い物のついでくらいのレベルで連れて行ってくれた。
あと、ヘルシーランドも近かったから、ついでに観に行っていた。
「ヘルシーランド」とは、福島市の阿武隈川近くにある、屋内プール施設だ。
ヘルシーランドはオールシーズン利用できるので、冬にプールに入りに来たついでに白鳥を観に行ったりした。
余談だけど、あぶくまクリーンセンターというごみ処理場の余熱を利用して温水プールにしていることから、私のまわりの人たちは親しみを込めて「ゴミプール」と言ったりもする。
こんな感じで、白鳥なんていつでも見れるレベルなのだ。
これは私だけじゃなくて、他の福島市民もそうだと思う。
なので、ほとんどの福島市民は白鳥がどこに来るのかも知っているし、生の白鳥を見たことが無いなんて言う人なんて、転勤家族か授業を休みがちだった人くらいなんじゃないかと思っている。
ただ、最近は帰省のときなんてこたつで丸くなってることがほとんどなわけで、いつしか私は白鳥を観に行かなくなっていた。
むしろ白鳥がいたことなんて忘れていたレベルだったのだけれど、ついこの間テレビか何かを見ていたときに、妻が白鳥を生で見たことが無いと言ってきた。
「福島ではみれるんでしょ?ハクチョウ。」
はい、見れます。
ということで、先日実家に戻ったときに、白鳥を観に行った。
白鳥の飛来ポイント
さっきもちょこっと書いたけれど、もう少し詳しく書いてみる。
屋内プール施設である「ヘルシーランド」の向かい側に、あぶくま親水公園という川べりにある公園がある。その川は阿武隈川というんだけれど、白鳥はそこに飛来してくる。
ちなみに見やすいポイントは公園のところの端っこだったりする。
ヘルシーランドのちょっと北側に、カワベリーカフェというシャレの利いたカフェがあるんだけれど、そのあたりの方が白鳥がいたりする。
ちなみに、カワベリーカフェ、ことりっぷに載っちゃうくらいのところだったりする。
遠目から見た時の建物のプレハブ感がスゴイ。
そして川に落ちてしまうんじゃないの?って思うような場所に建ってる。
でも中はスゴイカワイイ。食事もカフェも美味しくて、福島市オススメカフェの一つ。
白鳥が霞むアイツらの存在感
白鳥観察ポイントに近づくにつれ、ドキドキしてきた。私自身白鳥を見に行くのは何年ぶりだろうと言うレベルだったからだ。
妻も、初の生白鳥に期待が膨らんでいるようでテンションが非常に高かった。
ポイントに到着してみてみると、白鳥が沢山いた。
ほとんどは遠目のところにいたけれど、数羽は間近で見られた。
白鳥って結構大きいので、妻は「白鳥だー!思ったより大きいー!すごいー!」とはしゃいでいた。
更に近づいていくと、「鴨やばい」と妻が1言。
そう、鴨がヤバイのだ。
白鳥が飛来すると、みんなこぞってパンくずをあげる。
それを知ってるからか鴨も同じところに来るんだけど、その鴨の数がとんでもないのだ。
鴨でもはや川が見えない。
白鳥に餌をあげたくても鴨がほとんど奪っていく。
鴨の合唱ヤバイ
せっかくなので動画を撮ってみた。
鴨すごい。グワグワみんな言うから川の音なんて聴こえやしない。
そして微かに聞こえる白鳥の鳴き声。
元福島市民としては、その光景が普通なのだけれど、知らない人からしたら異様な光景に見えるのかもしれない。
でも、この光景がなんとも良かった。
冬の福島市に来たら是非見てほしい
この光景を見れるのは、大体11月から2月にかけて見ることができる。
今回行った時間帯は夕方。
日中でも夕方でも、沢山の白鳥と鴨が見れる。
鴨の黒さと白鳥の白というコントラストが意外に良かったりもするし、間近で見ると可愛かったりして癒やされるので、一度は観に行くと良いと思う。
冬を一層感じられて、冬が楽しくなると思うんだ。
白鳥が羽ばたく瞬間とか、カッコイイよ。
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