500円で限定酒を飲み充分酔える、日本橋ふくしま館の「初しぼり」飲み比べフェア

レビュー
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日本橋ふくしま館で、昨日より行われている
「初しぼり」飲み比べフェアに行ってきました。

404 - 日本橋ふくしま館 - MIDETTE(ミデッテ)
404

このイベントは冬季限定の、各酒造しぼりたて新酒十数種類の中から3種類を選んで500円で飲み比べが出来るイベントです。

天明や奈良萬などの有名所から、地産地消でなかなか他県ではお目にかかれない一品なども多くあります。


また、その中でも今回は「初しぼり」ということで限定酒が勢揃い。もし福島に住んでいたとしてもなかなか飲める機会も少ないことから、足を運ぶことに。
行くとかなり混んでました。飲ん兵衛多いな!!!!

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初しぼり6種類のんだ

今回は夫婦で行ったので、6種類を選んでそれぞれ飲んでみました。
二人合わせて1000円で飲めるってーのは最高ですわ!

ということで個人的な感想も併せながら飲んだものをご紹介します。
なお、今回紹介したものはamazonなどでも売られていないことが多いです。
確実なのは日本橋ふくしま館か、福島の地元の酒屋が行っている通販で購入することができます。

奈良萬 おりがらみ本生(純米生酒) 夢心酒造 喜多方市

微活性の生酒、フレッシュ感とキレのよさ

最近では、メデイア露出も非常に多くなっている、奈良萬です。
喜多方市にある夢心酒造が作っているのですが、手の届く範囲での最上の日本酒を作るをコンセプトに作られたのが奈良萬シリーズです。
その限定酒がこのおりがらみ本生。
微活性のため、飲むとほんのりと口の中で弾けます。クリームソーダを飲んでいるような感じで、ちょっとトロッとした舌ざわりの中にも爽やか。
甘さも控えめで、あとからキレがくるため、おりがらみの割には非常にスッキリとした上品な味わいでした。

榮川 初しぼり特別純米無濾過生原酒(特別純米生原酒) 榮川酒造 磐梯町

青りんご系の清々しさと、若い苦味

榮川酒造は会津を代表する地酒メーカーです。
私としては幼い頃からこのCMを見ていたので、なんとなく身近に感じられます。
個人的なイメージですが、榮川は辛口ですっきりとした印象があります。
今回飲んだ無濾過生原酒は、生原酒だからそうでもないかなと思っていましたが、非常にスッキリしていて、かつキリッとしたドライな辛さ。鼻抜けがちょっと果物のようなさわやかな香りがし、「青りんご系の清々しさ」と評されているのも納得の美味しさ。
榮川の良さを出しつつも、初しぼりだからこその若々しさが感じられる良いお酒でした。

2017/01/10現在、amazonや楽天では購入できない商品です。
日本橋ふくしま館か、福島の酒屋で購入することができます。
ちなみに榮川は特別純米も美味しい。

自然郷 初搾り無濾過(純米吟醸酒) 大木代吉本店 矢吹町

瑞々しく凛とした味わい

大木代吉本店(大木大吉本店の表記もありますが、「代」」が本来の字)は2015年に150周年を迎えた酒造です。
最近雑誌にも取り上げられることもあり、ひそかにここのお酒がブームになっています。
通常の自然郷は、上品で軽快な味わいが特徴のものが多く、様々な料理にもマッチングしやすいお酒のイメージがあります。
初絞り無濾過は、その名の通り絞り立ての荒々しさがあります。しかしながら本来の上品さも兼ね備えているのか、力強い中にも凛とした表情を見せてくれます。
水のように飲みやすく、でも存在もしっかり主張してくれる美味しいお酒でした。

花春 初しぼり(純米原酒) 花春酒造 会津若松市

ふくよかな香りと、米の旨味

桜の花びらのキャラクターで福島ではお馴染みの花春酒造です。
花春はふんわりとした香りの中にもしっかりとした旨味のある日本酒を揃えているお店。
今回の純米原酒は、口の中で香りがどんどん広がり、「ふくよか」という言葉通り。米の甘さもあり、非常に滑らかな味に仕上がっていました。
「甘さ」という表現をしましたが、これもほのかで、米の旨味を台無しにしない丁度良い塩梅。
辛口は苦手!という方にはぴったりな味かと思います。

會津ほまれ 無濾過純米生原酒(本吟醸生原酒) ほまれ酒造 喜多方市

生まれたての味、生きた香り


「会津磐梯山は宝の山よ」というフレーズで福島県民にはお馴染みのほまれ酒造の會津ほまれ。
最近では『會津ほまれ』の純米酒が60%も配合された高保湿の化粧水を出したりと挑戦を続ける酒造です。
濾過、加水、加熱処理など、一切手を加えないで瓶詰めされた本当に「生」の純米酒です。
「濃醇辛口」な非常に力強さのある味わいで、生原酒だからこそのフルーティーな香り。
変な雑味がないので、鍋のお供にも良さそうな味でした。飲ん兵衛にはたまらないかと思います。

弥右衛門 純米しぼりたて 生酒(純米生酒) 大和川酒造 喜多方市

火入れ無しの米の旨味

喜多方の蔵の中でも寛政2年(1790)創業の老舗である大和川酒造。
この老舗が造る弥右衛門は先日福島に戻った際に飲んだ日本酒の一つですが、その時は美味しすぎて一瞬で1合を空にしてしまいました。
この純米しぼりたては、麹の香りがとても品よく、味わいも若々しさが残りつつも米の旨味がしっかりとあり、飲み終えたあともスッキリとした味でした。
香りを楽しむには非常に良いお酒です。

 

なお、200円でおつまみも食べることができます。
頼む時間帯などで食べられるものが異なるようですが、全部日本橋ふくしま館で買えるものです。

今回は福島県民ならCMでお馴染みな会津天宝の期間限定商品である「ふきのとう味噌」、めざましテレビやロケットニュースでも紹介されたことのある生姜加工食品「うまくて生姜ねぇ!!」をのせたさつま揚げ、
そしてケンミンSHOWでも紹介されるほどに福島県民が愛するいかにんじんの3点盛り。

ちなみに、ふきのとう味噌は限定品のためかamazonなどでは購入が難しいようなので、ふくしま館に行くのがオススメ。
うまくて生姜ねぇ!!は通販でも購入できるようです。

 

これらがすごく日本酒に合うんです。相乗効果でつまみも日本酒も更に旨味が増し、口の中が幸せでいっぱいになりました。

こちらを購入せずともお酒は味わえるので、頼むのは好き好きで良いかと思います。
ただ、個人的にはこれらがあったほうが、どのツマミがどれに合うか食べ飲み合わせするのも楽しいですし、実際日本酒の味わいもより深く感じられたりしたため、より日本酒を楽しむことができました。

こちらのイベントは2017年の1/15(日)まで行われています。
3種でもおちょこ3杯分しっかりと入っているので、お酒好きにはおすすめです。

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