先日、チキラーハウスのチキンラーメンソフトクリームについて書きました。
こちらの商品は新大阪のチキラーハウス限定商品ですが、実はもう一つチキラーハウスの名物があります。
それは、駅弁!
チキラーハウス限定商品の「チキ弁」です。
実は以前に一度食べているのですが、これがすごく美味しいんですよ!
そんなわけで、妻のぶんも含め、お土産気分で購入し、自宅で実際に食べたレビューを書こうと思います。
想像を覆される
まずはじめに言っておきますが、チキ弁は、その名の通りにチキンラーメン弁当です。
これだけ書くとなんとなく味が想像つくと思いますが、その想像をいとも簡単に覆されてしまう絶品の駅弁です。
まずは外箱から。
肉がどん!と乗っている、インパクトのあるイメージカットです。
このイメージカットを見る限り、チキンラーメン感はほぼ無いです。
よく凝らして見てみると、チキンラーメンっぽい茶色の麺が入っていることが確認できます。
横にはチキンラーメンの歴史と、このチキ弁についての説明書き。
チキ弁には鳥の旨煮と鴨の炭火焼きが入っていることが記されています。
原材料を見ると、炊き込みご飯や鳥ミンチのあとに鳥の旨煮、合鴨焼、油揚げ麺(チキンラーメン)が表記されています。
この表を見る限り、鶏肉のボリュームが期待できる感じ。横に書かれた逸品の文字でその気持ちは更に増します。
更に別の側面には食べ方の表記が記されています。
チキ弁は、加熱式駅弁になっています。
最近は加熱式駅弁もメジャーになりましたね。
昔は仙台の牛タン弁当くらいしかなかったような気がします。
常温や冷たい駅弁も嫌いではないですが、簡単に熱々で食べられる加熱式駅弁は、特に冬場は嬉しいです。
持ち帰ってきてもレンジとか使わないで温かいご飯を食べられるしね。
ということで、ゆっくり紐を引き抜いて、蒸気が出終わるまで8分程度待ちます。紐はそこまで力を入れなくてもスルスルと抜けていきます。
8分という時間は長いように思えますが、新幹線で食べることを考えると、時間もたんまりあるし、所要を済ませてればすぐに8分なんて経つのでそこまで気になりません。
蒸気が出てるのも見てて楽しいですし。
蒸気が出終わってから箱の蓋を開けます。
弁当の具材などが蓋につかないような配慮がされていました。
なお、器の下がかなり熱くなっているため、持ち上げることは厳禁です。
外箱からは取り出さず、この状態で食べます。
内蓋を開けると、全面に敷かれた錦糸卵の上に、鶏肉の旨煮と鴨の炭火焼きがドカンと乗っています。
微妙にチキンラーメンも見えているのがわかるでしょうか。
鶏肉の旨煮の方は照りが良い感じ。
駅弁の鶏肉は固くなってしまっていることが多いのであまりいい印象はなかったのですが、チキ弁に入っているこの鶏肉の旨煮はしっとりとしていてとても柔らか。
味つけもうま煮ならではの甘みがありつつ、こってりしてなくて、とても上品な味。
そして、ゴロゴロっとした合鴨の炭火焼き。
原材料としては鶏肉の旨煮のほうが多く入っているはずですが、このゴロゴロ感のおかげなのか、合鴨の炭火焼きの方が沢山入っているようにも見てとれます。
地鶏の黒焼きが私は好きなのですが、炭火の香りとコクのある鴨肉の味が絶品。
こちらも見た目に反して柔らかくてジューシー。
これだけをツマミにしてビールなどのお酒を飲むのも幸せになります。
ご飯を持ち上げてみると、加熱されたおかげかふっくらした炊き込みご飯がお目見え。
食べてみると鶏ガラのダシが効いた、旨味たっぷりのご飯です。
炊き込みご飯と錦糸卵の間に敷かれているチキンラーメンも良いアクセントになっています。
チキンラーメン自体はイメージ的にふやけてグニャグニャになってしまっていそうと思っていましたが、全くそんなことはなくちょうどよい固さになっていました。
このご飯が鶏肉の旨煮や合鴨の炭火焼きと非常に合います。
また、錦糸卵が満遍なく敷かれているので、意外に後味もさっぱり。
弁当の器は、半分が発熱剤になっています。
そのため、箱や器の大きさから考えると、ぱっと見量が少なく感じるのですが、十分過ぎる量が入っています。女性だとちょっと量が多いかも、という方もいるくらいです。
なお、発熱剤は石灰なのですが、後で煎ることで肥料にもなります。
家庭菜園などをしてる方にはエコな作りです。
食べる前は正直ネタ商品だと思っていましたが、チキ弁はリピートしてしまうくらいにクオリティの高い駅弁です。
新大阪駅にはたくさんの美味しい駅弁がありますが、それらに引けをとらない食品メーカーが本気で作ったことを実感させられるほどに美味しいので、旅の話題づくりを兼ねて食べてみることをオススメ。
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