加納梨衣の「スローモーションをもう一度」が最高にムズキュンで心奪われた

レビュー
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<2017年2月1日追記>
二巻も買いました!さらっとレビュー。

加納梨衣「スローモーションをもう一度」第二巻もムズキュンで悶えた
先日加納梨衣さんのマンガ「スローモーションをもう一度」について書きました。 で、昨日2017年1月30日に新刊の第二巻が発売されました。 本日仕事の休憩がてら買ってきました!!ここ最近の個人的ヒットなマンガです。 うお...

唐突ですが皆さんはムズキュンしていますでしょうか。
私といえば、TBSのドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」が終わってしまってからというもの、ある種燃え尽きたというか、メディアで胸キュンする機会もしばらくはないかなーと思っていたわけです。
が!先日見つけてしまいましたよ、本屋で!!!「逃げ恥」に勝るとも劣らないムズキュンマンガを!!!

それがこちらの加納梨衣さんの作品、「スローモーションをもう一度」です。

2016年12月のこのマンガがすごい!男性ランキングでは5位に入るなど、今非常に熱いマンガだと思います。

久々に買って良かったと思えたコミックスです。
面白くて続きが気になりまくる、今個人的に推しなやつ。

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ざっくりなあらすじ

80年代の歌やおもちゃなど、いわゆる「80’s」が大好きな大滝くんが主人公です。
しかし、この趣味は高校の友人には全く言わず、学校内ではリア充グループに属してその部分を露呈させないように生きています。同世代に言っても良さを共有できないと考えているんですね。
家に帰っては古本屋で買った雑誌を読んだり中森明菜をはじめとした80年代の流行曲を聴いたりと一人で満喫する毎日を送っています。
ある日、クラスで隣の席の女の子である薬師丸ちゃんの家に行くことになるのですが、その際に実は薬師丸ちゃんも「80’s」が大好きということを知ります。
薬師丸ちゃんもこの事は隠していたのですが、共通の趣味を持てた二人は嬉しさからか話に花を咲かせ、次第に距離が近づいていき、、、という話。

「80年代」がキーワードになるんで、割と懐古するためのマンガかなと思ったのですが結構違います。
時代設定としては大滝くんがiphoneで音楽を聴いていることから現在なんです。
で、もちろん80年代のことなんてわからない人も増えてきているので、そういった説明はあるもののあくまでも恋愛マンガにおける二人のきっかけや繋ぎ止めているものとして使われているという。良いね!!

 

ベタなのに、新しい

恋愛マンガとしては、すごくベタなんですよ。
大雑把な言い方をしてしまうと、高校生活という青春真っ只中なハイスペック男子と地味系女子が一つのきっかけで少しずつ惹かれ合っていくって内容なんです。

これってマンガだけじゃなくてドラマなどでももう有り触れた流れ出し、見飽きたよ、ってなるわけですよ、普通だったら。
でも「スローモーションをもう一度」は不思議とそう感じないんです。
考えられるのは3つの理由かと思います。

1. このベタベタなストーリーが一周回って新しく感じる

ここ最近の恋愛マンガは、読み進めていけば行くほどに、ドロドロすぎる展開や超展開だったり破天荒すぎるものが多い気がします。そのため、「スローモーションをもう一度」のようなベタな恋愛マンガが逆に新鮮に見えるのかもしれないなと思います。

2. 心理描写や情景描写が細かく、すごく繊細

大滝くんと薬師丸ちゃん、二人とも性格がすごく素直で優しいんですよ。
共通の趣味を持った同世代を初めて持てたからということもあるからか、すごくお互いを大事に思っているんですよ。
それでいて、思春期真っ盛りなわけなので、ふと顔が近くなってしまったりしただけでも顔を赤らめて照れるシーンや、相手の何気ない仕草に心奪われたりするんです。
こういった心理描写や性格の描写がまた面白くて、絵だけで表現されていることも少なくないんです。
文字での説明があったとしても非常にシンプルだったりします。
それなのに、すっと描写が入ってくるし、二人を応援したいって思わせるんです。

3. 過去と現在が入り交じるかのようなパラレルワールド感

ちょいネタバレ部分になりますが。。時代設定は現在のため、物語上で一般的に利用されている通信手段はスマホなのですが、ある理由で大滝くんと薬師丸ちゃんはポケベルで連絡を取り合ってたり、普段の生活と自分の部屋で80年代アイドルになりきって楽しむ薬師丸ちゃんのギャップなど、過去のものと現在のものが同時に存在することで感じる不思議な感覚が面白いです。
これが、「過去から未来にきちゃいました!」とかいうSFな流れじゃないことも良いです。

80年代の流行もよくわかる

ストーリー上、80年代に流行ったものが沢山出てきます。
ポケベル、水中輪投げおもちゃの「ウォーターゲーム」、最序盤に出てくる中森明菜の楽曲「スローモーション」などの楽曲など、40,50代の方にとってはドンピシャなものばかり。
ちなみに私は現在30代前半で、どちらかというと90年代がドンピシャな世代なのですが、そうは言っても親がポケベルを使っていたり、幼稚園生くらいのときにウォーターゲームで遊んだ思い出もあります。
そのため、結構な年代が「これ懐かしい!!!」と思えるのではないかと思います。
また、1〜数コマ使って説明が入る場合があります。
これが非常にわかりやすくまとまっていて、全く世代ではない人でも話が理解しやすんじゃないかなと思いました。
しかも、これがストーリーを邪魔しない絶妙な入れ方だったりするところもすごく良いなと感じました。

とにかくムズキュンしまくる

まぁここまであーだこーだ考察やらしてみましたけど、ぶっちゃけそんなのどうでもいいんですよ。
もうね、1ページどころか次のコマ見るだけでも胸が締め付けられるくらいの描写があるんですよ。
それでいて瑞々しくて悶絶します。
「恋」とは何か?を思い切りぶつけられているかのような感じです。
思わず声をあげてしまいそうな程に、ムズキュン爆発。

実はここ最近マンガ買わないようにしてたけど、久々にこれはコミックス買おう!ってなったもんね。
それだけ破壊力のあるマンガです。これはホントオススメです。
二巻も今月末に発売なので楽しみで仕方ない。

 

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