【ISUM】結婚式で流す動画に著作権の絡む曲を使うときの注意点を書いたよ

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【ISUMってなんなんだ?!】

2016年以降に式を挙げた方、またはこれから挙式予定で、打ち合わせが増えてきた方は、よく耳にするであろうISUM。

ISUMってなんなんだ!めんどくせー!ってなっているかと思います。
私もその一人でした。
実際に結婚式を挙げると、なるほどな、と思ったのですが、事前情報としてもう少し詳しく情報があればこんなに悩まなかったよ。。となったので、参考になればな~と。

ISUMそのものについては、非常に参考になる記事を書いている方がいるので、細かい部分はこちらを参考にするといいです。(実際に音響スタッフに聞くまでに、これで予習はしていました)

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で、私の場合は何ができなくなったのか、どこまでならいいのか、を実際に式をする際に聞いた部分を書いておきます。
個人的に必要な部分だけをひらすら聞いてたので、同じ疑問を持たれてる方もいればいいなと思います。

※なお、全部がISUMによるわけではないのですが、ISUMが発足されたことにより、全体的に式場での音楽利用が厳しくなっています。そのため、その辺りも含め書きますことをご了承ください。

まず結論。現実的な方法

方法1:【 セパレート方式】

任意の曲が入っている原盤CDとムービーディスクの同時再生(費用:原盤CD購入のみ)

音無しのムービーに合わせてタイミングを見計らって音響さんが曲を流す方法です。

動画と曲の切り替わりタイミングを合わせる必要が無ければ、絶対にこちらを勧めます。
お金がかからないし、原盤CDが手元にあればどの曲でも自由に流せるので。プロフィールムービーや簡単な余興におすすめかも。

方法2: 【従来方式】

BGMをムービーディスクに入れて流す(費用:原盤CD購入+ISUM申請費)

こちらが今まで通り曲と動画を同梱した状態のやつです。
動画と曲のタイミングをリンクさせるならこの方法が確実。

ただし、ISUMに登録された曲目しか利用ができないため、事前に使いたいものがあるか調べておく必要があります。
曲は随時追加されていくのですがこれがなかなかに偏ってます。
リクエストもできるけど個人情報入力しないといけないのが更にハードルを上げてます。つら。

とは言え、こっちのほうが格好良く作れるのは間違いないです。オープニングムービーや曲に合わせて踊る余興などにはこちらが向いています。

とりあえず、お金掛けたくない、自由に曲を選びたい、タイミング気にしないならセパレート方式、曲選定に制限ありでかつ金かかってもタイミング重要!って方は従来方式を考えましょう。
ということで、下記は具体的な内容を。(重複してる部分がありますがご了承ください)

2016年以降できなくなったこと

式場でDVDに収録できる曲が減った

動画制作に関わる部分。
以前はそんなことなかったのですが、今はISUMの音源リストからしか基本的には使えません。その中に使用したいものがあれば良いのですが無いと辛いです。。
楽曲数も増えつつあるものの、すべてを網羅してるわけではないので、ここでつまづく方が非常に多いかと。
マニアックなものよりかは、メジャーなものでハッピーなものが順次追加されているので、言うほど大変じゃなかったよーって方ももしかしたら多いかもですが!(星野源とかの楽曲も結構増えてたよ!これは嬉しいね!)

リストはこちらです。
楽曲一覧|結婚式で使う音楽著作権を一括代行処理「一般社団法人 音楽特定利用促進機構」(ISUM)

手元に原盤のCDがないと使えない

式場内BGMおよび動画に関わる部分。
平たく言えばCD買えよ!ってことです。

itunesなどのダウンロード版ではDVDに収録はもちろん、BGMとしても認められません。
過去に購入していたものでも全然OK。
ちなみに中古でもok。
要は原盤を所持してればいいので。

ですが、音飛びとか怖い人は新品を買ったほうが精神衛生的に間違いないです。
中古って盤面傷つきまくりだったりで怖いしね。

コピーしたCDは式場では流せない

上記に近いですがこれもNG。
よって、BGMをCD-R一枚にしてコンパクトに、、、ということはできなくなりました。

ipodやスマホに入れて、それを使って流してもらうのもダメです。

音楽の編集ができない(一部例外あり)

動画制作を主にしている方は、ここが気になる部分ではないでしょうか!

長いから歌詞の二番部分と間奏を切りつつ、違和感なくくっつけよう!ってことができなくなりました。
一番のサビが終わった瞬間に曲を終わらせる、だったり、フェードアウトするなど、曲の原型を崩さないようにしての編集までなら大丈夫とのことです。(これを編集と言っていいのかは微妙ですが)

文章だと説明しにくかったので、図解で。いかがでしょうか。

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※あくまでも一例です。一曲だけで成り立たせようとしたパターン。

こう見ると、思ってたよりは色々できそうかなーって思えるかも。
曲によってはサビでキレイに切れるものも少なくなかったので、選択肢が個人的には増えました。

DVDに音源を入れる場合は申請費がかかる

これが一番の変化。

新郎新婦や動画制作を頼まれてた方はもちろんのこと、サプライズムービーを流そうと思っていたゲストにとっても非常にハードルが高くなりました。

もちろん申請は当日では不可能なため、余興で流そうとしていた動画を式場側からは華麗に拒否されます。
無音で上映するハメになりよくわかんない映像になった、という方もいらっしゃるようです。

コストを抑えたいなら、動画に入れ込むことはお勧めしませんが、クオリティ重視でいくなら出費を割り切った方がいいです。(以前よりはわかりやすく、安い体系になってるからまだハードルは下がったかも)

こういうのはok

ISUMに登録されてない音源を”BGM”として流す

会場内の環境音としてのBGMは、ISUMに登録されてなくても何でも流せます。
費用はかかりません。そのかわり、やはり原盤は必須。

ロイヤリティフリー音源を使う

音源販売サイトに販売されているものは、今回のようなことを想定されて作られているものもあります。
使用範囲を調べて問題なければフリー素材を使うという手があります。

原盤というものが基本ないのですがそれは問題ないとのことでした。
この場合は費用が販売サイトによって異なります。
無料で使用用途もフリーな音源の場合は許諾さえ取ればオッケーかと。

映像DVDと楽曲の原盤CDを用意して同時に流す

なんともアナログな方法ですが、これなら自由な音源で、お金もかからずに流せます。

スタッフが手動で止めるので、どうしてもズレが起きます。
音響スタッフもプロなので、気にならないようなレベルで仕事をしてくれます。
ただし、リズムに絶妙に合わせた動画制作をしている場合は不向きな方法。

未確認なもの

インディーズの音源

これが結構微妙なライン。
友人が作ったやつとかならそのまま許諾取ればいいだけ。
その旨を音響スタッフに説明すれば良いとのことでしたが、有名なインディーズとなるとどうなのか。ここだけ聞くのを忘れました。

JASRACなどに登録されているものは厳しいと考えておいたほうがいいです。

まとめ

いかがでしょうか。もしかしたら記載忘れなものがあったりするかもしれませんが。

全部お答えできるかはわかりませんが、ある程度のことはお答えできるかと思います。
なので、その際はtwitterにでもリプライしてもらえればと思います。

また、音響スタッフの方に聞けば親切に教えてくれるので、そこで知識をより深めるといいかもしれません。
また、たまに全然知識がない方がいる場合も式場によってはあるようです。
その際は色々と気をつけたほうがいいかもしれません。。

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