動画を初めて作る方はもちろんですが、普段youtubeなどにアップするために作り慣れてる方も、結婚式で流す動画の場合混乱する点が一つあります。
それは、動画サイズです。
殆どの場所でDVDサイズでの制作指定になります。
撮影時点では高画質にしてたのに動画制作時点で劣化させなきゃいけないので。
そこで、自分が結婚式の動画を制作したときの方法を書きます。これがみんな納得できる一番良い作り方かと思います。
結婚式の動画をどのサイズで製作するか:結論
結論かというと、1番高画質になるよう制作するのがベストです。
撮影していた動画がフルHD(1920×1080)なら、そのサイズで作ると綺麗かと思います。
4Kが中心であれば、4Kの動画を作るのも良いと思います。
結婚式用のデータはDVDサイズにあとで変換して納品してしまいましょう。
以下、理由など解説します。
そもそもなぜ結婚式場はDVDサイズなの?
結婚式場の中にはBDでも大丈夫なところもありますが、まだまだ少ないのが現状で、結婚式場の出力機材がDVDまでしか対応してない場所が多いです。その理由はいくつかあります。
機材が高いから
Blu-rayプレイヤーなんて安いじゃん!って思っちゃうのですが、式場での機材って家庭用とはちょっと違って、多機能な業務用なわけですよ。且つ、場所によってはプロジェクターも新調しなくてはならないので、バカにならない出費になるからだそうです。
DVDのままでもゲストからはキレイに見える
プロジェクターに映すことになるので、大画面にはなるので、基本荒い画像にはなるのですが、ゲストとプロジェクターの距離はまあまああるので、粗さがそこまで気になりません。
町中には大型広告がたくさんありますが、あれは近くで見ると荒くも見えますが、普通に見るなら気にならないのと同じです。
となると、DVD画質のままでも十分耐えられると判断されるわけです。
ゲストはそこまで画質を気にしていない
制作側や新郎新婦としては、せっかく作ったんだからキレイな画質で本来なら見てほしいわけですが、正直ゲストにしてみればあまり関係ないことかもしれないです。
あくまでも演出の一つで、見たいのは新郎新婦の当日の姿だからです。
映像が流れているのも長時間ではなく、シーンもどんどん変わっていきますし、それよりは内容の方が気になります。
画質のクオリティを考えるよりも、内容のクオリティを重視していくことのほうが大事です。
製作時はBlu-ray用で制作するのがベストな理由
Blu-ray→DVDの変換は楽
大は小をかねます。
最初から小さいサイズで製作開始してしまうと、Blu-ray画質で後々欲しいとなった際に、非常に困ります。
動画製作ソフトが重くなってしまうこともあるので、DVD製作に適したサイズの素材で作っていることがほとんどかと思います。これを途中からBlu-ray用にすると、画像自体が荒くなってしまったり、全体的に作り直しをしなくてはならなくなります。
最初からBlu-ray用としてまずは作っておけば、動画の変換や縮小はフリーのソフトでも非常に簡単なので、まずはそれで製作すると良いと思います。
二次会はBlu-rayでも可能な場合が多いから
結婚式二次会も行う際に映像を流す場合は、ノートPCの持参を求められるところが多いです。
そうなると、流せるディスクは持ち込んだノートPCのスペック次第になります。
プロジェクターへ外部出力する場所であれば画質は落ちてしまいますが、若干DVDよりは綺麗に見えると思います。大画面モニターを売りにしている二次会会場であれば、ブルーレイのほうが断然綺麗に映せるので、どうせなら綺麗に流したいところです。
なお、光学ドライブ搭載のノートPCもありますが、mac bookなど、光学ドライブが搭載されていないPCも多くあるので、外付けDVDドライブやBlu-rayドライブを使用することになります。持っていないのであれば、外付けのBlu-rayドライブが個人的にはオススメ。DVDドライブよりは確実に財産になります。
結婚式が終わってからは自宅で見るから
結婚式のムービーは、結婚式当日がメインなのはもちろんですが、終わった後は新郎新婦の手元に残ります。
後々は入籍記念日や結婚記念日、出席できなかった友人や親にまた見せたりするなど、度々見たくなるものです。
そうなると、やはり気になるのは画質になります。
今時DVDしか見れない家庭は少ないですし、これから先、より高画質な画面になっていくことを考えると、ブルーレイ一択かと。
まとめ
結婚式が終わっても、動画は残り続けます。
友人に作ってもらうとしても、新郎新婦自身で作るとしても、後々良かったなー、と思えるのは間違い無く高画質。
思い出を風化させないような、綺麗な動画を作りたいものです。
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